試行錯誤の末・・・
3回目の生地ができた時にはすでに11時を回っていました。眠いし寒いし疲れたし・・・のそんな気持ちで作るのは修行みたいで作るのをやめたくなりました。「普通、手作りのお菓子を作るのは大好きな人だけにするものなのに、自分は義理チョコの手作りをこんなに遅くまでやっていったい何をしているんだろう?
でも、おいしいものを作って渡すつもりなのにこんなこと考えていちゃせっかくのプレゼントがまずくなるかも・・・。もうここまでやったのだから、頑張るしかないか!」
と、反省し自分で自分に発破を掛けて、もくもくと作り続けました。
そして3回目の生地全てが焼きあがるまで、オーブントースターを見守りました。3回目ともなるとオーブントースターはかなり高温になっていて、ちょっと時間を間違えただけで焦げたパルミエになってしまうので、本当に気が抜けませんでした。
眠い時間を通り越した深夜ということもあり、目が冴えてきてどうにか失敗せずに焼くことができました。
ひやひやしながら出来上がった枚数全部を数えると50枚を超えていました。
「やったー!」
と小さい声でしたが、思わず声が出てしまいました。
ここで出来上がりにしてしまうと、中学一年生の時と同じでチョコを使ってないものになってしまうので、パルミエの表面にチョコをかけるアイデアを思いつきました。これが三番目の難関になるとはこの時思いもしませんでした。
一口チョコを細かく刻んで湯煎して、その溶けたチョコの中にパルミエの表面を半分だけ漬けたり、表面全体にチョコをのせてみたりしました。言葉にするとたった1行半のこの作業が一番難しくて、失敗すると一人5枚を4枚に減らさなくてはならないから集中して慎重にやりました。
溶けたチョコをスプーンで乗せるのって簡単そうなんですがチョコの溶け具合によって綺麗にならなくて、試行錯誤の結果、パルミエの表面だけを溶けたチョコに向けてそっと触れさせ、ハートの半分のところまでチョコがついたらそれ以上チョコが広がらないように引き上げるのが一番うまくいきました。
ただ、慣れてきたので次から次とやろうと思っても、真冬のキッチンが寒いおかげで、できたパルミエにつけたチョコが固まるのはいいのだけど、湯銭のチョコも同様に固まり始め、湯銭の鍋を温めなおす作業が増えてなかなかはかどりませんでした。
最後のパルミエにチョコをつけ終わったときにはとうとう夜中の12時を過ぎてしまいました。ここまでくると眠気も無くなってハイテンションで、歌いたくなるのを我慢して最後のラッピングに取り掛かりました。
可愛い包装紙はなかったのですが、なぜか透明セロファンをたくさん持っていました。5枚のチョコパルミエを巾着のように包むことができる大きさに透明セロファンを切り、パルミエとともにマーブルチョコも入れて包み、ピンクや水色の細いリボンで口を縛りました。
全部包み終えたらもう真夜中の1時でした。大量のプレセントを作った達成感とともに眠気に襲われて、寝床についたその後はあっという間に眠ってしまいました。
忙しい女子には、集中した肌のお手入れってなかなか出来ないですよね・・。
こんなふうに夜遅くまで頑張っちゃうと、怖いのは次の日の肌・・。
若いころは大丈夫でも、段々と気をつけなくちゃいけなくなりますね。
頑張った私には肌の疲れもしっかりケアしてくれる頼もしい基礎化粧品で
しっかり御褒美です。
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